設定判別期待値算出ツール
設定判別期待値算出ツールの使い方について
目次
はじめに
最近、どの地域でも多様されているトロフィーカスタム。
特に「常連のお客さんに還元したい」「設定が入っていることをアピールしたい」という想いで、朝一発目に必ず金トロフィーを出すお店も散見されます。
おそらく、そういうお店でリセット狙いをしたら金トロが出たから閉店まで打ちきったという体験をしたことがある人もいると思います。
ただ、リセットがガンガン落ちる店ならまだしもそういうカスタムをしてる店は基本過疎店で中々回らないことが多いですよね。
そこで、リセ恩恵がある台なら0Gから打って、456確定したら打ち切るという立ち回りが有効かどうか、そして高設定の数に対して低設定が何台であれば目標の時給を超える立ち回りになるか簡単に計算してくれるツールを導入しました。
このツールで、ハズレの台数と当たりの台数、その他情報を入力するだけで自分の立ち回りの期待収支を出すことができます。
各項目説明
設定配分入力
①台数 各設定の台数を入力してください。
完璧に設定配分を見抜くのは至難の業ですが、把握してない場合は出来るだけ辛めに設定しましょう。
②判別出率 判別終了までの時給を入力してください。
リセ恩恵がない機種は、設定1の出玉率を入力。リセ恩恵がある場合はリセット狙いの出玉率を入力してください。
稼働情報入力
③打ち切り設定 確定したら稼働終了まで打ち切る設定を入力してください。
例:スマスロ北斗で店側が朝一に最高設定が確定するカスタムをしている場合に「金トロは捨てて虹トロが出るまでカニ歩く」という立ち回りをしたい場合は打ち切り設定の項目に「6」と入力。
④限界台数 判別する台数を入力してください。
「5台当てても確定演出が出ない時はエナに切り替える」などの立ち回りをしたい場合は「5」と入力。
⑤判別時間/台 1台当たりの判別時間を入力してください。
例:スマスロ北斗のリセットの消化時間は39分なので「39」と入力。
⑥総稼働時間 閉店時間、もしくは自分が稼働終了する残り時間を入力してください。
例:10時開店22時45分閉店の店は765分と入力。
※ただし、22時45分ギリギリまで打てるわけではないので、660分(または11時間)のように残り時間に余裕を持って設定することをおすすめします。
計算結果
これまでの情報を入力すると計算結果が表示されます。
⑦期待日当 設定した立ち回りをした時の期待収支です。
⑧平均時給 設定した立ち回りをしている間の期待収支です。
項目説明は以上です。
これで朝一1回目のトロフィータイミングで店長カスタムを入れている店で、自分の立ち回り時給の可視化ができるようになります。
朝一のカスタムは主に過疎店で使われがちなカスタムなので、おそらく設定狙いの打ち手よりもエナメインの打ち手の方が気づきやすいです。
周知されたらカスタム頻度が下がるので気づいたら積極的に狙っていきましょう。
また、朝一の店長カスタム以外に1000Gや3000Gの店長カスタムにも対応できるように、判別時間の項目でG数も用意しているので、是非使い方を研究してみてください。
使用例①「朝一カスタム狙い」
ここでは、実際に使っていたホールを例にツールを入力してみます。
機種はL北斗。
朝一1回目に必ず金トロフィーが出るカスタムで、設定は4。
総台数12台の全リセホールで、金トロが出ない台以外には設定は入りません。
他機種のリセット狙いを終わらせてから北斗のカスタム狙いを始めるので稼働時間は10時間に設定します。
交換率は等価なので、時給2000円ラインであれば攻めたい所。
※リセット期待値はすろらぼ独自算出数値を参照。
では入力していきましょう。
総台数12台で設定4は1台だけなので、設定1を11台、設定4を1台として入力します。
もしかすると設定2も使っているのかもしれませんが、辛めに見積もった方が収支は安定しやすいため、設定1で入力します。
設定4の出率は105.7%。
設定1の出率は98%ですが、リセット後に1回当ててすぐに移動するのでリセット期待値表の0Gからの出率、101.8%を入力します。
次に稼働情報を入力していきます。
金トロが出たら打ち切りなので打ち切り設定は4以上。
12台全てを打つことにするので、限界台数は12台。
台当たりの判別時間はリセット期待値表を参考に39分に設定しています。
総稼働時間は始めに述べた通り、10時間とします。
計算結果は...
時給2022円となりました。
もう少し高い時給で狙いたいところですが、この店は前日凹み台に設定を入れる傾向がありました。
設定が入りやすい台から狙うと設定4に辿り着くまでの時間が短くなるので、さらに時給が上がることでしょう。
傾向無視でカニ歩くと最低時給が2000円を超える、とわかるだけでも立ち回りの選択肢が増えるので、是非使ってみてください。